あらあら。[流石に驚いたジリヤは、ぱっと手を離します。自分にも、彼女にも、それは刻まれておりました。動く数字をしげしげと見つめたのち、震えたスマホの画面と手の甲を見比べます。] 寿命を教えてくださるなんて 随分とご親切ですのね。[数字も、降り注ぐ声>>2も無粋なことこの上ありません。何をするべきかは、火を見るよりも明らかです。碧眼をビルの上に向けて、少女は徐に手を伸ばし、握りしめました。]
(74) 2018/05/13(Sun) 11時半頃