[心に反して絶頂させられる身体は、 もうとっくに快楽でなく痛みしか感じなくなっていた。 意識が、ここにあるのかないのかもわからなく、ひどく朧げで。 上に跨ったことをぼんやりと覚えていたくらい。 瞳からは光が失われ、 ともすれば目を開けたまま気絶したようにも見える。 突き上げられるたびに、う、とか、あっ、とか、 意味のない声が漏れた。] ――――……、[意識を完全に手放す直前、 目の前のひとが苦しそうで、つらそうで、 それはきっと自分のせいだと思った、だから、 ごめんね、って言って、名前を呼びたかったのだけど。]
(73) 2013/02/24(Sun) 09時半頃