186 通い慣れた路、桜の下で君を想う


【人】 水商売 タバサ



  ……菜々、遅い。
  あたし、めっちゃ待った。
  このあと、君恋鑑賞会もあるんだから、
  このまま買い出し行くよ。


[ 息を切らした彼女の顔は、
  少し蒸気していたのかな?
  あたしは、不機嫌そうに、でも冗談に、
  拗ねてみせるの。
  窓際に持って行ってた椅子ごと、
  ピアノの前へと着席。
  あたしの中の勝手な計画を告げて、
  あたしは勝手に、ピアノを聴かせよう。 *]
 

(73) 2016/03/14(Mon) 21時頃

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