それまんま義父(父)も言ってたわ。>>67
[話が通じない、と言う物では無い。
「視てる」世界が違うのだ。ならそれは「在る」んだろう。彼の脳髄が作り出す脳髄のルーティンに。
───義父は脳死した。
未だ病床で多重のチューブや機械に繋がれ「生きて」いる。
『脳髄が物を考えると言う従来の考え方を、脳髄の中で突き詰めて来ると脳髄は物を考えるところに非ず、と言う結論が生まれてくる。
……という事はモウ分かったとして、その考えるところに非ず、をもう一つタタキ上げて行くとだな。
トドの詰まりがまたもや最初の物を考えるところ、に逆戻りして来るという奇々妙々、怪怪不可思議を極めた精神科学式「ドウドウメグリ」の原則までおわかりになるという……この儀、御目止まりしましたならば、宜しくお拍手……。
あははははは……そりゃ、廻るだろう、…よろしく満腔のご期待をもって……』
笑いながら倒れた義父は、戻る事は無かった。
それでも「生きて」いるらしい。君臨する脳髄が死滅すれば、細胞は統率を無くし壊死して行くだけ。なら、こいつは?]
何でも良いよ、生きてえの?頭は死んでんのに。
しっかりしろよ。
「フランク」は何処だ?
(71) 2015/03/13(Fri) 02時半頃