─ 金褐色の陽光の未来 ─
[>>@14クリスマスが近付いてくると、今でも、ソワソワ落ち着かなくなる。
大きなツリーに、キラキラ眩しいオーナメント、初めての飾り付けを経験した時は、大騒ぎで、しっちゃかめっちゃかな状態だったことを、今でもよく覚えている。
最近は、そんなに大騒ぎすることはなくなったが、それでもワクワクがなくなるわけではなく、この飾りはこっちに、このモールはどこにと、あれこれ考えながらの飾り付けは、今でもかなり賑やかなものかもしれない。]
あとはでっかいお星様飾れば完成なんだぞ。
[虎の背丈でも背伸びをしないと届かない樅の木のてっぺんに、大きな星飾りを付ければツリーは完成。
嬉しそうに尻尾を揺らし、フーの腕に抱きついて煌めくツリーを見上げれば、そこに、煙草の煙が淡雪のように揺らめいた。]
(69) nordwolf 2013/12/24(Tue) 23時半頃