[小さな鳥居をくぐると、視界が光に覆われて思わず目を閉じる。空間がぐにゃりと歪んだような感覚がしたのちに――足場がなくなった]わっ…!?[実際は数センチ浮いていただけなのだが、とっさのことに上手く着地できず転んでしまった。土を払って立ち上がると、そこには先ほど分かれた小川ルートや、獣道ルートを選んだと思われる面々がいた]えっと……ただいま、戻りました…?[曖昧な笑顔でそう告げる。遙や茉莉のことを聞かれれば、保健室に向かったと言い、まずはヴェス先生のために誰かに連絡を入れただろう]
(69) rento24ss 2013/08/26(Mon) 00時半頃