―回想・5月2日夕方頃、ローズマリー家―
[ミルフィは足を怪我していることもあり、やはり距離が近いローズマリー家へ向かうことになった。綺麗に整頓されている部屋へ通してもらい、ほぁーと感嘆の息をもらす。失礼とは知りながらも物珍しくて、ついつい見渡してしまう。なんだか、いい匂いがするなぁ、そういや、マリーちゃんの香りと同じだなぁと感想を持ったところで、先日マリーに働いた無体を思い出してしまった。マドカは顔に熱が集まるのを感じながら、マリーに進められるまま椅子に腰を下ろした。]
そういえば!
マリーちゃん、これ昨日借りたハンカチっす!ありがとう!
[と、ゴソゴソとリュックを漁り、昨晩のうちに洗濯しておいたローズマリーのハンカチをとりだした。不慣れな手つきでアイロンをかけたが、どこかおかしくないだろうか。少し不安がのこる。]
(68) 2013/07/24(Wed) 01時半頃