うるせえ……いらねーつってんだろ、お前なんか……[……「その刻」を目前にして、床に膝をついたままの「ラルフ」はメアリーに向かって手を伸ばした。彼女が拒まなければ、そっとその頬を撫でるようにする]お前には、ちゃんと居るだろ。待ってる奴が、ちゃんと居るだろ。……皮肉なもんだけどな、「俺」はそれを知ってる。この体が、知ってる。だから、俺はお前が嫌いだ。お前なんか俺の仲間じゃない。[とん、と。片手でメアリーの肩を突き飛ばす。しかし、その力は決して強くはなかった]
(67) 2010/07/28(Wed) 01時頃