人狼議事

92 帝都の夏、長い夜


【人】 巫女 ゆり

―帝都・細道―

[暗い夜道を一人歩きながらゆりは先ほどから脳裏にちらつく光景に頭を悩ませていた。

それは幼いころの自分の姿。
道場に拾われる前の。
どうして、自分には家族がいないのか。
なぜ正式に道場の名を名乗ることを許されていないのか。

思い出せなかった…思い出せないようにしていたその記憶の楔が、たったひとつの些細なきっかけを経て、ほどけた毛糸のマフラーのようにするするとほどけていった。]

私はどうしたらええんやろ…
誰か…

[とぼとぼと歩くゆりの頬に水の滴が流れる。
空を見上げると、いつの間にか真っ黒な雲に覆われていた。]

嫌な夜や…。
とんでもなく、嫌なことが起こりそうな…。
[そんな予感がする。]

(67) 2013/08/10(Sat) 11時半頃

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