──どうぞ?
[喧嘩を売る>>60というなら、特に拒みはしない。
特に避ける仕草もみせず、その場に立ち続け、少年に向かって緩く笑んだまま。
白い竜に興味はない。それが竜だろうが精霊だろうが神の使いであろうが、この世界のものならば、圧倒的な魔力を持つ魔王たるこの身を気付つけることなど出来ないのだから。
邪魔だと感じたら眠らせてしまおう。
己の属性は、月。攻撃魔法はもっていないが、高い防御力と回復力、強力なステータス異常を相手に仕掛けることを得意とする。異世界の理を持つ、目の前の少年からくり出される攻撃がどういったものかは分からないが──。
たとえどんな攻撃を受けたところで。
どんな傷を受けたところで、それさえどうでもいい。
なぜなら必要なのは「最初にそちらが手を出した」という事実だけだ。
攻撃力のないものに対し喧嘩を吹っ掛ける、愚かしさ、傲慢さ、身勝手さ。
それを相手に思い知らせる、それが魔王の闘い方]
お前はここで、なにも出来ずに死ぬがいい
(66) 2013/11/21(Thu) 21時半頃