102 【参加者募集】勇者は異世界からやってくる


【人】 少年探偵団 ガーディ

─ 遠き夢路 ─

[最初に浮かんだのは、何も考えずに笑う、子供の姿。

『まもるからね』と。
何の根拠もなく、そう言いきって、笑って。

……その頃はできると思っていた、やると決めていた。
でも、現実は──厳しくて痛くて冷たくて。

手を伸ばす事すら許されぬ高見から伸びた手に、『護る』と決めたものは奪われた。

最後に見たとき、泣いていた。
それが悔しかった。

何も知らない子供が空回りしていただけ──とは、今だから言えることだけど。

『あの時』は、ただ、悔しくて、苦しくて。
……もう、あんな思いはしたくない、というのは、偽らざる、本音]

(66) 2013/11/19(Tue) 16時頃

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