[そこそこ急いだので、多分20分は掛からなかっただろう。幾らか歩いた頃、確かにケーキ屋らしき建物が目に入った。目印、と言われた小さな旗を見つける前に、店の前で待つ二人を見つけた>>44。走り寄って、話し掛ける。]
ごめん、待たせちゃって。
うわ……また随分いっぱい買ったのね。
[二人の抱える荷物を見て、思わず声が出る。とりあえず南方から袋を受け取った>>51が、それがかなり軽いことに気づくと、少し不満を感じる。]
む……流石にまだ持てるわよ!ちょっと…‼︎
[そりゃあ男の彼らに比べれば非力だけど、一応手伝いの名目で来たんだから、これじゃ意味がない。
そう考えると、ついムキになってしまう。他の袋から酒類の缶を勝手に幾つか掴んで、自分の肩掛けカバンに移そうとした。南方のから取るのは難しそうなので、玉置の持つ袋から。
抵抗されれば勝てるはずもないので、諦めて頬を膨らませるだけに留まるだろう。]
(65) 2014/04/11(Fri) 08時半頃