[蛇を避けこちらを窺う男>>53を見て、ほう、と小さく声を漏らす]
其方は賢いな。
わらわの鬼火で負った火傷はそう簡単に癒えぬ。
避けて正解だ。
[二匹目を放ちながら相手の出方を待つ。奇襲を受けつつもそれを躱し、一度距離を置くところを見れば、なかなかに冷静で手練れと見受けられる。見た目は人間とそう変わらずで、どんな力を持っているかは全くもって検討がつかない]
どうした、かくれんぼか?
[挑発的に声をかけつつも、武器を握る手には力を込め直す]
…………………きた。
[樹々の陰から走り出す男。迎え討とうと構えれば、両の手から刃物が投げつけられた]
……くっ。
[一つは刃先できんっ、と軌道を逸らし、もう一つは身を屈めるようにして逃れる。
無事に二つをやり過ごすも、体勢は崩れたまま。男が未だこちらへ向かっているのなら、その間に至近距離まで近づかれたことだろう]*
(65) 2015/09/19(Sat) 00時半頃