[吹いた風で細い髪が乱れてしまったので、幟乃がそれを鬱陶しそうに耳に掛けるとフードを被る青年と目が合ったでしょうか。]こんにちは、君が此処の店主かな?よく手入れが行き届いているね。[>>23笑顔で会釈してくる青年に、幟乃は同じようにゆるりと笑みを返します。]天気が良い日は、花も一層美しいからね。雨の露に濡れる姿もわたくしは好きだけれど…、やはり雨の日は客足も悪いかな?[ふふと笑うと、幟乃は自分の着ている赤と同じ色をしているガーベラに視線を移しました。]可愛らしく咲いているね。君は、赤に神秘を感じるか?[幟乃は、彼がどれだけ花言葉を知っているのだろうかと試すように何気なく聞いてみました。その問いを放つ唇も、また、赤です。*]
(65) 2014/12/23(Tue) 20時半頃