[少年の掌が、その額に伸びる。指先が触れるのは傷痕か。>>62帰ってきた答えはまた、罪人としての意識とは外れたもの。然し、結果として得られたものは恐らく。] 此処に書いてあることは、 全て真実。そういう訳だな。[疑問符はつけない。君は、その文字に再び視線を落としていた。追うのは、放火などではない。ひとつひとつの、行為の並び。《 楽 》に生きることを求む彼は、怠惰の罪を持つのは当然、……とも思っていないような顔だ。]
(64) 2016/02/26(Fri) 01時半頃