見た目…よりも、ずいぶん手荒な娘、だ。[死ぬ気もない、と笑う彼女の唇は、赤く。] (……あぁ、そんな表情もするのだな)[流れる血を拭いながら、くすりと小さく笑みを零し立ち上がる。彼女の操る樹の太枝が側にあったなら、ひょいと飛び乗り、薙刀を手に駆け出すだろう。その根本にいるであろう、娘を睨みつけて]* ほうら、鬼が行くぞ。
(63) 2015/09/25(Fri) 19時半頃