[赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。
7つの色を組み合わせて作った虹はどこまでも続いたもの。
いつかメルヤせんせいに見せてもらった満天の星空>>1:404
せんせいの願いごとは叶ったのかしら?>>1:406なんてことを考えながらも、わたしに見せてくれたようなあの綺麗な景色をみんなにも見せたいと思ったの]
……わたしもとっておきをみんなに贈りたくて。
[あなたにも見えるように空にかかった虹を見せるの。
それだけじゃなくて、流れ落ちた星やコスモスみたいな鮮やかな花、冬にしか咲かないスノウドロップもきっと見せた。
これを届かないくらい高い場所にある空に架けたい、落としてみたい、咲かせてみたいって。
でも結局、わたしがさいごにお願いしたのは、かみさまの木を彩る色を。
たくさん見守ってきてくれたその場所。
妖精さんもお客さん達も含めた数の“星の瞳”を咲かせるの。
はじめてのお願いごと、叶えてくれるかしら?
わたしの後ろにあるリュックには、やっと実を結んだ、誰かさんがばうばうと喜びそうなまぁるい赤い果実>>0:959が数個と、青い刺繍の星>>2:16が見え隠れしていた]*
(63) 2016/10/16(Sun) 06時半頃