人狼議事

46 青の灯台守り


【人】 寡婦 パピヨン

― 図書室 ―

[ヘレナはホールから離れ、図書室へと上がっていく。
紙の匂いのするこの部屋は、他の場所とはまた違った趣があって好きだ。

元々は、ここに来る前は研究者だった灯台守が持ち込んだ私物の本だったらしい。あまりに本を買い込んで、とうとう部屋を溢れさせ、書庫を作らせてしまった。そんな話を、誰かから聞いた。今でもその名残なのか、図書室の一角には専門書らしき厚い本と、木枠に入った標本が積み上げられている。

そこに目をやりながら、ふと、同じように部屋を本で溢れさせている男のことを連想する。

彼はここに新しい本が入るたびに、書架を空けるために部屋に本を持ち込んでいるらしい。かの研究者とは方向性はまるで逆だが、現象としては同じだ。その事が、なんだかとてもおかしなことのように感じられて、ヘレナは書架の間でくすりと笑った。]

(63) 2012/03/25(Sun) 03時半頃

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