[生憎、不評であった。 私が幼少の時分にトリックによって引き込まれた世界は、 彼にとっては、嘘吐きと一言で断ずるにふさわしいらしかった。 その好奇心あふれる眼差しが、 ポーチュラカの顔を思い出させてくれたというのに 私が彼に見せたことは魔法の否定らしい。]悪いね、坊や。手品師だから、嘘吐きなんだよ。
(63) 2013/05/25(Sat) 00時頃