―しばし後―[紙片は私の肉、洋墨で書かれた文字は私の血液。ですから、私にとって文字とは指でたどるだけでも豊かに脈打ち、内に流れ込んでくるようなものなのです。さして時間もかけず「幻獣辞典」を読み終える頃、書記官殿が立ち上がり>>30、立ち並ぶ背表紙を指で撫でるのを目で追っていました]こうして人の姿を取ってみると、図書館というのは黴臭く薄暗く、まるで地下墓所(カタコンブ)ですね。であれば書架はさしずめ納骨堂でしょうか。ブックスタンドは柩ぐらいでしょう。しかし…いかに朽ちて見えようとも、手に取る人間さえいれば私達は読者ごとに異なる姿を取りつつも、その都度生命を取り戻すのですから、面白いものです。
(63) 2018/10/10(Wed) 22時頃
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ 人狼議事lobby 人狼議事morphe 人狼議事cafe 人狼議事perjury 人狼議事xebec 人狼議事crazy 人狼議事ciel SoyBean Sangria @hello_giji @7korobi