-- 学院到着 --
[残念ながら実家は遠方。実家帰りをすることもなくの学院訪問は、日帰りにするつもりではあった。
木屋先生に会えればいいと思っていたのが主題だったし、親友や後輩に会えたら幸運程度の心構えだったのだ。
とりあえずは一番最初に六年間お世話になった寮母さんへ顔を見せようと足を踏み出す。生徒は冬休みでいないのだろうか。閑散とした空気は懐かしさと寂しさを同時に思い起こさせる。]
変わらないなあ
おぉ懐かしき第二の故郷よ
芦屋は帰ったぞー、なんて
[部活でよくやっていた即興劇の如く台詞を謳いあげたところで、華やかな女性の声>>47>>54>>55
すでに集まっている元生徒もいるのだろうかと入り口から顔を出して見えた色に、つい嬉しくて声をかけてしまった。
イマギ!
来てたのか、懐かしい。
っと、悪い、急にはわからないな。
イケメン二人組の片割れ、イマギの大親友、アシヤだよ
昔の髪の色と違うのは年月によって心境が変わったとでも思ってくれ
(62) 2017/01/28(Sat) 03時頃