『早く、早く私に身をゆだねよ。』[そしてまた一つ、琥珀の目覚める声がする。] 「きっともう、この琥珀は、私には抑えられない。」[智慧の母である、番人ソフィア。>>0小さな女神はいつの間にか茶に染まってしまった髪を揺らし、学園の屋上から静かに憂いを零すと、胸に抱いた封歴琥珀《スリーピング・アンバー》を抱きしめ、消えた。彼女の佇んでいた場所には、大きな琥珀色の水溜りと、舞う光の粒。ひときわ大きな覚醒め《Erwachen》の兆候。>>30ズレ始める世界の法則と、引きずられ覚醒する記憶の渦。それと、漂う蜜の香り。**]
(62) 2014/11/12(Wed) 15時半頃