―牢獄 アムネシア―
[牢獄内に「反逆者」を拷問しに来たドールでは無く…
部隊長が姿を見せた>>5
仮眠していたヤニクは瞬時に上体を起こし、身構えた。
部隊長の口から出る言葉は…正気とは思えない内容で
怪訝な表情を向けた時にゆっくりと…部隊長の身体は床に沈んだ。その影から姿を現すのは…黒いエサ>>6
思わず笑みが浮かんだ。
それは牢獄の鍵が空いたとか、部隊長が倒れたとか、反逆者が馬脚を現したとか…そういう事はどうでも良くて…
再び黒いのと…アランと遊べると言う喜びだった。
>>7 その手に部隊長の返り血を浴び…立つ姿が心底楽しくて。
ヒトの身で吸血種を相手に一歩も怯まないその目が健在なのも嬉しくて。
姿を見ると愉快になる相手がエサである事を忘れる程に喜んでいた。
程なく牢の奥からトレイルがアランに走り寄る>>18
アランの腕のに飛び込み、涙を流し頬ずりする姿に毒気を抜かれる]
(61) nannan 2014/02/08(Sat) 20時半頃