>>55[ヤナギの膝から力が抜ける度に、ずるずると、少しずつ二人の身体がずり落ちて行く。背後に朧の気配を感じながらも、目の前のヤナギを味わうことに夢中になる。少しずつ意識が蕩けて行って余計なことが抜け落ちると、細い瞳孔や青みがかった髪が、きらきらと輝いて綺麗だとおもった。さら、と髪に手櫛を通し、目を細め口づけを深めてゆく。]ん……っ、らめ、にげない、れ[跳ねた腰にもっと密着し、もう片方の腕は腰を抱く。背中に指を走らせたりしながら、地に腰がつくまで、あとちょっと。]
(61) 2016/06/17(Fri) 22時半頃