くっ…!口笛…厄介だな
[ だらり 垂れ下がる右腕を抑えながら態勢を直そうとする。
しかし、締め付けるような激痛が身体を駆け巡り、声にならない呻きを上げた]
…このドーベルマン…よく訓練されてるな
[犬の俊敏な動きには、歯痒く歯ぎしりをする。
こちらを笑う彼女を睨み返すが、、間髪入れずに飛んでくる弾丸は、右肩を薄く撫でるように命中した]
ぐぁっ……ハァ…あんた、なかなかやるな。
面白いじゃないか!はは、は、…は
[顔を上げると裏に潜む狂気を隠し切れずに笑いが露出する。それは、強敵を見つけた時の高鳴り。どうやってねじ伏せようかと考えた時の高鳴り]
次こそ、仕留めるよ…あは、はは!
[懐から煙玉を取り出し、自身の目の前へと放つ。それは大きく広く視界を奪い、辺り一面に立ち込めた。
その隙に一旦退散しようと試みるが果たして*]
(61) 2015/02/15(Sun) 23時半頃