嗚呼、そうですか。
…今の話しは忘れてください、勘違いだったようですから。
[魔物退治に行く、という話しと反応で(>>51)、彼が覚えていないのは簡単に見て取れた。
それ以上尋ねるのは止めて感じる視線の方へ。
いってらっしゃいという言葉が聞こえれば、そんな距離でもないんですが、と思いながらも。
残念ながら、おやすみなさいは耳に入らなかった。
そうして少年の前まで来てみれば、ようやく絞り出したかのようなか細い声。>>@2
掠める臭いで直ぐに分かった、彼は人間なのだ。]
…いえ、ずっと見ているので。
今日は人間は出てこないと思っていましたから…何かあるのかと思いまし…、てッ!
[そう話していれば路肩から石が飛んできたのに気がつき、地面へと振り落とす。
別に少年のためではなく、そうしなければ自分が当たるからで。
そうして相も変わらず聞こえる罵倒や非難。
『お前が消したんだろ』という声もあったか。]
(61) 2015/01/11(Sun) 23時頃