―午前/大衆食堂『森の真珠』―
>>51
(彼女の小さな手に包み込まれた小瓶は、柔らかに、そして優しい光を放つ。…何度か彼女のこういった能力使用の姿は見て来たが、今までのどれよりも神々しく、美しく見えたのはきっと気のせいではない。差し出された瓶の中身は先ほどと違い粒の大きさまで変わり、自分が作った状態よりも更に洗練されたように思える。思わず、美しさにため息を吐く程に)
……多分、大丈夫だ。一応確認だけはするけどね。実際きちんと作用するか、今までのサンプルで一度試すよ。――ありがとう。
(自分の実験がまた一つ形になる。喜びと安心感でふっと糸が切れた。特に深い意味もなく、しかしそれ以上の感謝も見当たらず。彼女の方にぽふと頭を乗せてぽつぽつと続ける。気付いたらスージーの声が聞こえる。はっと顔を上げると、自分の思っていた以上の疲れ方にははは、と誤魔化すような笑みを浮かべた)
あー、えっと、そ、それじゃあ、カリュクスはスージーに話を聞いて貰えないか?検査は簡単だし、僕は済ませたらまた戻るから。
(60) 2017/08/20(Sun) 22時半頃