水……血でもいいや……
[歩きながら遠くの音に耳を傾ける。
アランを連れて行こうとして、けれど、トレイルが、アランを引き留めたからアランはアムネシア送りになってない?
あれ、誰か一人ひきつれていけるの?
それとも、それが、この噂に翻弄される日と共に彼が得た能力なのか。
無謀の代価を、知っていて、それでも果たすべき事があるのかもね。
彼に届くことはないと知りながら、ぽつりと言葉を落とす。
そのまま聞き続けていれば、己を高みにあげようと望む姿に、いつもの彼と安堵して、そして、最近見ていた彼との乖離に気付く。]
……――ああ、君は忘れてしまったんだね……。
[よろよろと歩き出して共同フロアの廊下へと。そうやって歩いていればヴェスパタインと遭遇できたか>>29。話したいことがあると言われれば、自分もまた伝えたい事があると喜んで何処にでも付いていく。]
(60) 2014/01/31(Fri) 22時頃