〜昨夜、食堂〜
……ああ、ここより違う場のほうがよろしい、ですか?
[曖昧な返事>>41に察して、言葉をかける。そういや少なからず人はいたから。
しかし、小声で聞こえた返事に目を見開いて、やっぱり湧いてくるのは新たな興奮と好奇心。]
(神様が僕と似ている!?)
[新たに沸いたそれに心の中の喜びが抑えきれない。それでも素早く立ち去る彼女に少し寂しさを感じてしまい、その腕を素早く握る。
ふと、懐かしい感触がした、そんな感覚。まさかと首を振りながら、無表情の仮面を剥がす。見えてきたのは子犬が親に縋るような、悲しい表情。]
……そんなに怯えないでください。僕と似ている人などそんなにいないので。それ、に…いえ、言わないでおきましょう。
明日の朝、また伺いに行ってもよろしいです、か?いえ、行きます。
……僕から逃げないで。
[今だけ表情を表そう。自分に怯えないで欲しい。その一心で。あの時の彼女のように、突き放さないで、と。それから名残惜しげに手を離し、おやすみなさい、と残した]*
(60) 2016/07/29(Fri) 21時頃