――鍵?[ 一人ぼっちの少女のもとに。どこからともなく、年寄りじみた言葉遣いの声が響いた。 曰く。『ヨーランダ、嫉妬の罪の者よ。君の部屋に置いてきたんだ』と。] (鍵? 鍵とは一体なんのこと?)[ 死体に驚いてすぐに自分の部屋に引っ込んでしまった少女には、なんのことやらわからない。しかし声に言われるままに部屋の中を探してみれば、確かに、一本の鍵が落ちていた。少女は知らないが、どうやらこの鍵は新たな部屋へと続く鍵のようだ。>>#3更に、少女は一人の人間が2日ほど過ごせるほどの食料も見つけたようだ。暗い部屋の中で、少女は見つけた鍵をじっと見つめる。……そして、にたぁりと笑ったのだった。]
(60) 2016/02/24(Wed) 00時半頃