166 悪魔の揺りかご


【人】 水商売 タバサ

[微笑みは、次第に不穏なものとなっていく。]

しかし、まさに今となっては。
わしはお主の裸体よりはその能力に興味があるのう。
ガーディが、「センセイ」か。
ならば大層善い育ち方をしたのだろう?
のう、ガーディ。
お主と仕合った時のような、楽しい時間を過ごせるかの…

[ぶわりと周囲の魔力が揺らめき、髪ががさごそと動き始める。
そんな時だった。彼の背中の犬がばたばた暴れだしたのは。
ふっと気がそがれたようにヤニクから一歩距離を取る。

再びかつての師匠と弟子、2人の会話を耳に入れながらも、床に転がった犬をどこか冷たい視線で見下ろし、呟いた。]

(60) 2015/08/01(Sat) 02時頃

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