233 冷たい校舎村5


【人】 截拳道 カイル

[ 人の想いの形は変わる。
 変わらないものもない。
 永遠もなく、刹那に取り残される。
 それに縋り付く様は救いではなく、
 最早、呪いなのかもしれない。

 同調、共感、語ることがあれば
 思わず相槌を打ってしまっていたのかも、
 そんな未来、この瞬間にはなく。

 影はただ物言わず揺れているだけ。
 もういいかい?
 その声を無視し続けている。 ]

  いや、俺こそ……知ったかぶりした。
  
[ 分からず屋のふりはいつ迄許されるか。
 答える気もなくて、
 今はただ、張りぼての言葉について
 謝罪した。 ]

(59) 2018/02/19(Mon) 15時半頃

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