―翌朝―
ああああああああああああああああ。
[相変わらずご近所に迷惑な感じで、女は呻いていた]
恥ずかしいし、ケイトから連絡ないし、恥ずかしい……!
[昨夜の自分の醜態を思い出し、ベッドの上でごろごろじたばた悶絶する。顔を枕で隠して視界をさえぎる。何も見たくないし誰も見ないでほしい。いや、誰もいないけど]
ああもうどうしたらいいの。
今夜また会うし、ケイトから連絡ないし、今夜また会うし……!
[酔って晒す醜態は、お酒の魔法☆だから仕方ないが、昨日は完全にしらふだった。
泣きじゃくって抱き寄せられて慰めてもらった。あの、日々熱い攻防を繰り広げているミナカタに! なんだかとてもいたたまれない]
あーうーあー。
[ごろごろごろごろ。
しかし酔って晒す醜態はお酒の魔法☆で片付けてしまえるあたりが、残念な価値観である]
(59) 2013/12/12(Thu) 15時頃