[怒涛の群れを通過する際、軽い傷を負い、血を流してしまうのだが。
此方は一切気にする事無く、レベルの低いアンデッドを倒せばやがて中級吸血鬼の元へと辿り着く。]
よぅ、俺の邪魔……してくれたなぁ?
良い運動になったぜ? 覚悟しやがれ!
[怯える中級吸血鬼をとっ捕まえたら、有無も言わさずしがみ付き、首筋に牙を立て、血を啜った。
吸血のおかげで傷が塞がり、体力も回復すれば、犬歯を離し吸血鬼を解放した。
中級吸血鬼が一目散に逃げ去れば、此方は当初の目的、ヤニクと会うために玉座の間へ向かって。]
ヤニクー! 手合わせに付き合ってくれ!
[師匠は玉座に居たのだろうか、それとも自室か、はたまた別の場所か。
ともあれ、ヤニクの匂いを辿り、彼を見つけ出したなら、所々出血の跡を残しながらも、元気いっぱいの表情を浮かべ、尻尾をぱたぱたと振った*]
(58) いこま 2015/08/11(Tue) 16時頃