[幾度も達した彼が眠りに落ちれば、差し込む満月の光の下、起き上がって指先を触手に変える。
萎えた男根を絞り上げながら肛門の周囲をじとりと粘液で粘った触手がゆるゆるとなぞる。
少女の小指ほどの太さしかない触手は彼の肛門から容易く侵入し、滴る分泌物を内部にこすりつけて行く。
奥底まで侵入する事はなく、腹側にある前立腺を刺激しながら、勃ち上がって来た竿にしゃぶり付いた。
直腸が程よく解れれば、二本目の触手を侵入させる。
彼が目を覚ましても既に遅く、粘液は彼から筋力を奪い、その四肢は赤子ほどの力もないだろう。]
ひゃいひょうふ、よ。
――うふ、きもちいこと しましょ?
[咥えてしゃべりつつ唇を離すと、唾液の糸が間に引いた。
白磁色であった触手は、薄藤へと色を変えており、粘性の増した粘液の色も、触手と同じ色へと変化していた。]
(58) 2016/12/05(Mon) 22時頃