僕はマスターのものですから、あなたもマスターの所有物であることは大前提ですよ?
ただ、今後は僕のメスとして、より一層励みなさい、……というだけのことです。
[真っ直ぐに向けられる視線になんだか目が眩む。>>52
ただの上下関係の確認だというのに、どうしてそんな顔をするのか。彼の内にある孤独を知らない魔は、その言葉の重みも知らず気圧されて。
それでも手を取られ、たどたどしく申し入れる姿は微笑を誘う。>>53
ふ、と眉を緩めて、その手にもう片方の手を重ねた。]
少し、違います。ケイイチはこの身体の名前。
「僕」の名前は「ジン」と言います。
あなたの主の名前ですよ。一度で覚えなさい。
[告げて、手を引き寄せ唇を奪う。
舌を差し込み絡め、意識をそちらへ向けながら、魔力を送り込み、甘い吐息を重ね合わせて。
重ねていた手でドナルドの左目を覆うように触れる。印のついたその掌から細い触手が何本も伸び、埋め込まれた鈴と皮膚の間に入り込んだ。]
(57) tomming 2018/03/06(Tue) 12時半頃