―5月7日深夜、チアキ自宅内―
[薄暗いリビング、テーブルの上には明かりが灯ったキャンドルが揺れている。以前は見たくないものを見えにくくする為に使っていたけれど、今は気持ちを落ち着かせる為に]
………
[昨日のパティとの会話を思い返す。彼女の話が本当なら…クシャミとトレイルが感染者と言う絶望的な状況に追い込まれる。…立ち上がりリビングの明かりを付けるとキャンドルの火を消した。こうして考えていても何も変わらない、現実を知らなきゃいけない]
……クーちゃんに会わなきゃ…
>>46[呟いた所で来訪のベルが響いた。ぴくりと身体震わせてから小首を傾げる]
こんな時間に誰だろ…
[ナユタには鍵を渡してある。警戒した方が良いのだろうか、と思いつつも結局は何時ものように玄関を開けた]
あ…、ナッちゃんだったんだ、良かった。……?その荷物どうしたの?
[開いた先目に飛び込んだ姿に安堵して笑顔を見せる。そしてその隣に置かれたスーツケースに疑問を持った]
(57) 2013/08/01(Thu) 21時半頃