[水渦の到達に合わせるように、地から萌黄の蔓が黒鱗龍へと伸び行く>>46。胴体や尾、首周りへと絡みついたそれは黒鱗龍をその場に縫い止め、左右からぶつかった水渦が纏う焔と、黒鱗龍を護る鱗を剥ぐような勢いでその胴を挟み込んだ。動きが封じられた隙を狙い、背から引き抜いた三節棍を黒鱗龍の眉間へと叩き込む]はぁぁああ!![硬い鱗の上からの打撃は多少威力を減じながらも大きな衝撃を黒鱗龍へと与えた。鎖で繋がれた棍を振り抜くことで、龍の頭が下へと向く。続けざまに顎下から三節棍を振り上げようとした時、黒鱗龍の身体がぶるりと震えた]
(57) 2018/03/21(Wed) 23時半頃