[べらべらと饒舌に、そして上機嫌に話す吸血鬼>>56。]
っるせぇ、尻尾をあんな風に触られた事が無かっただけだ、勘違いすんな!
[一応男としてのプライドを守る為に弁明をしてみたが、多分柳に風で暖簾に腕押しだろう。女になって奉仕する、と言われ、露骨に変な顔をした呆れの表情を浮かべ。]
おま、女に……そういう趣味があったのか。
って、全部見てたのかよ……悪趣味め。
[ちっと舌打ちをし、バツが悪そうにそっぽを向き頭をボリボリと掻いて、空を見上げた。
まぁるいまぁるい月が、黄金色に輝いて静かに佇んでいて、三白眼はきゅうっと細くなる。]
本当は、見返しさせてぇの。
弱っちい奴を馬鹿にしてたクソ野郎たちをな。
[弱い母に弱い自分、何度蔑まれたか分からない。57(0..100)x1回くらい迄は数えていたのだが。
そんな彼らの鼻っ柱を叩き折る為に強くなろうというシンプルな理由だけで強さを求めてた。唯ひたすらに。足掻き続けて。]
(57) 2015/08/03(Mon) 17時頃