92 帝都の夏、長い夜


【人】 読書家 ケイト

[父の写真。>>54
古ぼけた、若い頃の父が写されたそれを渡した後、]

ネットから拾ってきたのをコピーしたものです。

[と言い置いて、一枚の紙を渡す。
和平派の演説を聞く群集の中の一人を指差して、]

この人が父と似てるような気がして……、だから、帝都に――、

[そこまで語ったところで、外を見る。
既に日は落ちた後。
黄昏時を逃したことに多少残念な表情を見せつつ、ふと、問うのは]


もしも、人と妖の間に和平が実現したとして――…、

(57) 2013/08/10(Sat) 03時頃

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