[上質な紅茶と、シュロと一緒にいた青年は確か人間だったはずだから何か食べたほうがいいだろうと用意されていたサンドイッチを盆に乗せる。
シュロに渡すための紅茶には、ナイフを借りて血を一滴二滴。これで元気になってくれるといいのだけれど。
自分用には暖かいミルクを入れてもらって、シュロと青年の話しているテーブルへ運ぶ。
何かを言われたのか、驚いたような仕草の後に手で振り払う仕草をする青年を見て、まったくもうと甘い苦笑]
御機嫌よう。
朝食は食べた?朝ごはんは抜くものじゃないわよ
[二人の間にサンドイッチの皿を置き、紅茶は間違えないように二人に配って、自分はシュロの隣の席へ]
意地悪な人に何か言われた?
何言っても聞いてくれやしないから、あんまり気にしないほうがいいわよ?
[くすくす笑いながらミルクを飲む。先程青年には朝食を抜かないほうがいいと言ったものの、自分は朝ごはんを食べずにすませるつもり]*
(57) 和泉 2018/12/06(Thu) 01時頃