―廊下・窓際―
[唇と唾液の立てる音が聞こえ始め、周囲を包む空気はより淫靡に染まった。>>46
メルヤと明之進の与える刺激に応じて、幹がびくびくと脈動する。とろりと蜜も零し始めた先端には、明之進の方が陣取ったらしい。>>52
行儀よく手を添える姿は清楚で愛らしくもあるが、彼が咥えるのは男の欲望。そのギャップにも魔は悦んだ。
敏感なカリ首に指を添えられるだけでふるりと鈴口が震える。]
……無理しなくて、いいからな……
裏とかも、手で、こすったり……は、んんんっ!
[はくり、と咥えられると思わず声を詰まらせた。
そっと触れられた手はまだ熱く、メルヤの欲が冷めていないことを確認する。視線を受ければ快楽に蕩け、陶然とした表情のままこくりと頷き返した。
気持ちがいい、と酔う姿を見せつけ共感を誘うと同時に、メルヤもこんな顔をしていたのだと気付けばいいのだが。]
(54) 2018/02/23(Fri) 19時頃