[天文台で暫くメアリーと会話を交わし、再び長い長い螺旋階段を下ってゆき、自室へ戻った。
――そして現在>>14に至る。朝日の匂いが強くなってきた。…いつの間にか眠っていたらしい。
まだ完全に抜けきらない眠気をなんとか振り払いたいと思い、紅茶でも淹れようと棚を探る。]
…アグアメンティ、水よ…と、インセンディオ、燃えよ。
[魔法を使ってお茶の支度をするのも随分慣れたものだ。淀みない手つきで杖を振るい、熱い紅茶を淹れる。ふわりと茶葉の香りが広まった。
暖めたカップを傾け、一口。染み渡るように流れ込み、身体が目を覚ましてゆく]
…うん、美味しい。
[満足げに呟き、今日の支度を始めようと随分着慣れたローブを手に取る。
…不穏な空気は感じたが、それはきっと些細なこと。いつも通りのホグワーツが続くと、愚直に信じて。]
(54) 2014/08/28(Thu) 01時半頃