[果たして、上手く誤魔化すことに成功したようだ。
羊を作ったらどうだろう>>49、と言う飴ちゃんの言葉に、俺は内心胸をなで下ろす。
助かった。怪しまれないで済んだ。]
羊か、いいね! うん。次は羊のキーホルダーでも作るかな。
そうだな、こう言うマスコット系の物はもらったら嬉しいよなー。
[たはは、と同調しておいて、多分羊は最後に作るだろう。
もしあの店員さんが飴ちゃんと知り合いだったら、と思うと、リスクは冒せない。
安全に、それでいて外堀を埋めていければ。]
よし。これでいいか――あれ? 黄色のっていつ入れたっけ?
[飴ちゃんがついでにって入れたのには気が付かなかった。
まぁいいやって全部買っちゃおう。あって困るものではない。どうせすぐ使うさ。]
それじゃ、次は本屋にでも行くかな。じゃあまたね、飴ちゃん。
[選んでくれて助かったよーっと言って、俺は手芸屋を離れた。]
(53) 2017/01/17(Tue) 22時半頃