[一瞬の間―…。
その後、背中から全身を地面に打ち付けられ、ガラスの割れる音がフロア全体どころか、入り口まで届いてしまうような大きな音が鳴った。]
…も、申し訳ありません
[グラグラする意識をなんとか安定させて、身体を起こす。
有様はひどいもので、酒を頭からかぶり、セットした髪もぐしゃぐしゃ、服も濡れて、体にぴったり張り付いている。]
すぐに掃除いたしますので、皆さまどうぞごゆるりと。
[「らしくないミスをしてしまった。」
顔に熱が上がり、赤くなっているのがわかる。
いたたまれなくなって、自身も手じかのダスターを手に取ると床の掃除を始める。
顔に熱が上がり、赤くなっているのがわかる。頭はこの場を早く収めることだけでいっぱいだった。
故に、スカートがめくれて臀部が露になっていることに、自力では気付くこともないだろう。*]
(53) 2019/05/11(Sat) 00時半頃