118 冷たい校舎村【R15】


【人】 奇跡の子 カリュクス


ありがとう。

[手を包まれれば少しだけほっとする。
 そのまま窓の側を離れると二度と視線を向けない。]

そうだよね。
大丈夫だよね。

[言い聞かせるようにその言葉を繰り返す。]

教室いかない?
誰かいるかもしれないから。

[さっき聞こえた鐘の音を思い出す。
 今はひとりでも多くの人と一緒に居たかった。]

(50) 2014/04/06(Sun) 01時半頃

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