155 【身内】砂煙の村


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[“キス”と言った途端固まってしまった彼>>33に、傾げていた首をさらに傾けることになる。どうしたものだろう。――まさか、本気にしているということはあるまい。

どのくらいの時間が経っただろう。
彼の手は、自身の頬に添えられたまま。
……本当にあんな悪ふざけに対して、真剣に悩んでくれているのだろうか。
彼の手から伝わる熱が酷く鮮明に伝わって、むず痒さと罪悪感を覚えながらも、重い口を開く。]


………すまないベネット、あの、これは――…

(49) 2015/04/10(Fri) 02時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】