―大広場/昼前―
[大正解だよ、という返答に”まさか”という思いはどこかへと吹っ飛んだ。昔と変わらない無邪気な笑顔を浮かべ、トレイルの肩を少し乱雑に叩く。それはこの小さな島での数少ない同級生に対する親愛の表れでもある]
しばらく見ないうちに変わったなぁ……!どこのモデルかと思ったよ!今度僕が作ってる雑誌にモデルとして出ないかい?歓迎するよ!
いやぁ、本当に久しぶりだなぁ……!
[再会の興奮冷めやらぬ中、トレイルに昼食の話を改めて振られる。積もる話もあることだしそのまま誘いに乗ろうとしたがはた、と隣にいるシスターの存在を思い出した]
えぇっと、こちらは教会の新しいシスター?
[こちらもどこかで見たことあるような気がして記憶を漁ってみたがいまいち引っ掛からない。雑誌か何かで見たのか、あるいはどこかで取材をしたことでもあるのだろうか。
名前を聞けばピンと来るかもしれない。
簡単な自己紹介を済まし、社名入りの名刺を渡す]
もしかして二人で食事しにいくところだったんじゃないのかい?
だとしたらお邪魔じゃないかな?
[トレイルの知り合いと思っているのか、一旦は遠慮の色を示し、二人の反応を伺った]*
(49) 2017/08/09(Wed) 02時頃