〜 マグメルの領域>>26 〜
うんうん、これでうみっぽい!
ね?
[話しかけている相手はラッコである。
暫くぷかぷかしていたのだが、あまりに殺風景な海──確認したがやっぱり塩分を含む水なので海なんだろうと判断した──に、自らの領域からあらゆるものを持ち込んで、海を作ってみた。
イソギンチャクや魚など、海の生き物を、自分のおもちゃ箱をひっくり返すように。
そして、最後に浮かべたラッコと遊んでいたのだ。]
これだけあれば、かえれなくてもいいよねー?
[キャッキャと言いながら、ラッコと泳ぎ、くるくると海の中を踊る。
綺麗だけど正気の無かった海が、いつかの海に近付いた気がする──そう思った瞬間、またクラリと視界が歪んだ。]
んー……なんだろ、ちょうしわるいのかなー…
[ねー?とラッコに話しかけた時にはもうそんなことは無かったのだけれど。
さて、ラッコの食事でも邪魔して遊ぼうか。]
(48) 2015/09/23(Wed) 08時頃