─5月8日午後5時頃、繁華街近辺─
[聞いて、走って探してみたけれど今だ見つからない。この数日見つからないのだからそうそう見つかるとは思っていなかったがここまでとは。時間が刻一刻と迫ることに更に焦りが募る。
出会った場所にまた帰ってきてはいないかと来てみたが、どうだろう。ココにもいないとなると迷惑になるのは承知でナユタさんに理由を話し頼み込むしかないだろうか。
彼が立っていた場所と同じ位置につき、彼の様子を思い出す。体調が悪かったのか、理性が無くなりかけていたのか、かなり辛そうな様子ではあった。そんな彼が、まだ人の通りがあるこの辺りに戻ってくるだろうか。]
いったいなんだって言うのよ。
[諦めるわけにはいかない、でも考えても分からない事を投げ付けられて逃げられて、途方に暮れる。
一人、夜道を歩いていれば食べにやってくるだろうか。
でも彼が言ってた言葉を考えるに、信じられないけれど、私は…もし、本当にそうなら。]
なんで私なんかを…パティちゃん…。
[考えるが、答えはどうしても思い浮かばず、立ち尽くすしかなかった。]
(47) 2013/08/03(Sat) 19時半頃